【書評】「0ベース思考」を読んで
(書評)「0ベース思考」を読んで
自分自身の備忘録もかね、読んだ本の書評を記事にしたいと思います。
感銘を受けた文書を中心に記載します。私の書評を読んで、興味がわいたら幸いです。
この本を読む目的
4年ほど前に購入した本で、購入後、読むことなく積まれていた本です。
「この本を読む目的」との見出しを記載していますが、何で買ったか全然覚えていないです。(笑)
強引に思い返して見ると、週刊ダイヤモンドwebで「どんな難問でもシンプルに解決できる」みたいな紹介があったので、そんなものがあるかなぁ と思い、軽い気持ちで買ったような気がします。
これから、書評を記事とするときは、しっかりと覚えておくようにします。
本書で感銘を受けた文章
感銘を受けた文章は二つあります。
一つ目は、 【たいていの人は忙しさにかまけて、ゼロベースで考え直したり、物事をじっくり考えることをしなくなっている。】 との文章です。
この後に、ジョージ・バーナード・ショーという方が、超高速時代である現代の思考不足問題に気が付き「1年に2、3回以上ものを考える人はほとんどいない」と指摘し、「週に1度か2度考えることで、世界的な名声を築いた」と発言したことを紹介していました。
私事ですが、40代になり始めて、自分の人生の目標だとか、今後の方向性とかをじっくりと考えいた時期でしたので、上記文章にすごく感銘を受けました。いままで惰性で生きてきた自分が、初めて時間をかけて考え、多少なりと手ごたえを感じているため、すごく共感を得た文書です。
二つ目は、 【聞く耳を持たない人をどうしても説得したいなら、物語を語るのがいちばんだ。】 との文章です。
具体的には、何かの理論や概念や原則を人に伝えないといけないときに、複雑な話をしてそのまま理解できる人もいるが、大抵の人は無味乾燥で小難しい話になると意識が飛んで、別のことを考えてしまい、記憶にのこらない。
そのようなときには、理論や概念や原則を具体的に表す物語を語れば、聞いている人自身が物語の登場人物と自分を重ね合わせ、物語が頭に残る。そのことにより、理論や概念や原則を他人に伝えやすくなるとのことが説明されていました。
私は企業内会計士として、社内で講師を務めることが多いのですが、会計基準や税務は(慣れていないと)小難しいことが多く、なかなか社内で伝わらないことに、もどかしさを感じていました。
今後は、講師を務める際に、特に重要な箇所は、説明したい内容を盛り込んだ物語を語り、出席者の感情に訴え、記憶に残るような説明ができるようにしたいと思いました。
上記にようなことを記載していますが、単純に読んでいて面白い本でした。
物事をいろんな角度で考えたいとか、考え方というあいまいなものをどのように他人に伝えるか、またその方法を学ぶとの観点からもとても勉強になる本でした。
つたない書評ですが、興味があれば読んでみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
興味があれば~~~
0ベース思考 どんな難問もシンプルに解決できる [ スティーブン・D.レヴィット ]
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > 人文・地歴・哲学・社会 > 心理学 > 心理学
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<参考>私の本の読み方
本は、何らかの目的を持って購入、読んでいるとのことを前提としています。
そのため、個々の本ごとに目的を定めて読んでいます。
具体的には、下記のとおりです。
娯楽用の本(小説など)は、楽しむために購入しているため、最初から順に読んでいます。ただ、面白くないと思ったら、いつでも読むのをやめるようにします。再開するかは、その後の気分です。
一方、何らかの知識を得たいために読む本(ビジネス本など)は、目次等から目的の箇所を見定め、その個所を重点的に読みます。その他の箇所はざっと流し読みをして、気になればその個所を読む程度の読み方です。
そのため、他の方より、本を読むペースは早いと勝手に自負しています。
なお、あまり社交的な性格ではないため、自負しているだけで、他の人と比べたことはあまりないです。実は読書ペースが遅かったらすいません。